最近、韓国ニュースの見出しでAZという文字をよく見かけます。どこかで見た文字のような気がして、もしかしたらアシアナの航空会社コードじゃないかな?でも、それってOZだったような気が・・・。と調べてみたら、やっぱり、同社のコードはOZでした。2020年は、同社の経営に関する事柄がニュースでもよく扱われていましたが、最近はAZが目立っています。
オズの魔法使い
ちなみにAZが、どの航空会社のコードなのかを調べてみると、アリタリア航空(イタリア)であることがわかりました。過去に搭乗したことはありましたが、同社のコードまでは記憶にありませんでした。
ところで何故、アシアナ航空(ASIANA AIRLINES)で「O」を使うのか、疑問を感じて調べてみると「オズの魔法使い」に由来するという記事を見つけました。
アシアナはたまたまオーストラリアの航空会社が返却した「OZ」コードに注目した。 「AA」「AS」が使えないため、‘オズの魔法使い’を連想させる「OZ」を使用するのがよいと判断した。
引用 中央日報 (joins.com)
このような決め方をしていたとは意外でした。
ちなみに全日空はNH、日本航空はJLです。T’way航空はTWなので、とてもわかりやすい!
アストラゼネカ
ニュースの見出しのAZとは、いったい何かというと、この段落の見出しから察するとおり、COVID-19のワクチンを供給しているアストラゼネカ株式会社(AstraZeneca K.K.)を表す略称です。このワクチンは英オックスフォード大学と共同開発したことが知られています。
日韓ともに今年に入ってワクチン接種が始まっていますが、最初に接種を行ったワクチンが、日本ではファイザー社製であったのに対し、韓国ではAZ社製でした。
AZ社製のワクチンは、欧州各国で中断などの動きがあり、韓国でもワクチンに関する報道が増えています。
この記事を書いているとき、衝撃的な映像が飛び込んできました。AZ社のワクチンの使用中止を発表したデンマーク。その会見中に保健当局の担当者が突然倒れたのです。この時の素早い応急処置の甲斐あってか、倒れた女性は、その後、自らの足で部屋を後にしたそうです。
2021年は、AZに関する話題がまだまだ続きそうです。
世界各国でワクチンの接種が順調に進み、平穏な日常に早く戻れることを願っております。
関連単語
원숭이두창(ウォンスンイトゥッチャン:サル痘)
航空会社の今後
近年、LCC運行のおかげで、近隣国への渡航がとても便利になっていたのですが、コロナの影響で自由に移動ができない事態になってしまいました。
今後の航空業界がどのように生き残っていくのか、いつかまた旅行ができるようになったとき、果たしてどれだけの航空会社が存在しているのか、先が見通せない状態です。