🌱韓国料理でよく使う「エゴマ(荏胡麻)」を栽培し、日本で自家製ケンニプのチャンアッチを作る

韓国料理でよく使う「エゴマ」を育ててみました。「シソ」や「レモンバーム」などのハーブ系は何回か育てたことがありますが、えごまの栽培は初めてです。

秋から初夏にかけて、以前の記事「サンチュの育て方と栽培記録」のようにサンチュを育てていました。
サンチュと同じく韓国の飲食店でよく出てくるのが「えごまの葉:깻잎(ケンニプ)」。
日本のスーパーでは「大葉」をよく見かけるのですが、「えごまの葉」はあまり見かけません。
どんな野菜なのか興味があったので育ててみることにしました。

収穫後は、エゴマの葉のチャンアッチ(漬け物)を作ってみました。
本場、韓国サイトに載っていたレシピも掲載しておきます。

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エゴマの種の購入🌱

種がたくさん売っているホームセンターに行ってみました。

大葉みたいな葉っぱの種袋を探すことにしました。

あれ?売ってない?と思いながら進んで行くと、一番隅のほうに陳列されていました。
他の野菜のタネ袋は、同じ品種が2~3列ずつ陳列されていました。
大葉(シソ)のタネ袋は3列も置いてありました。

けれども「エゴマ」のタネ袋は1列のみ
「エゴマ」は、きっと人気ないんだな・・・という第一印象でした。

人気なさそう・・・どうしよう・・・と迷いましたが、
やっぱり育ててみようと決意して購入しました。

購入したのはサカタのタネです。
野菜を栽培するにはタネ袋の情報も大切。
種袋に書かれている情報を見ていきます。

エゴマの基本情報

科・属名は、シソ科シソ属、原産地はインドまたは東部アジアと書かれています。
今回購入したタネの原産地は「韓国」と書かれています。600本分あるそうです。

科・属名シソ科シソ属
原産地インドまたは東部アジア
エゴマの原産地など

エゴマには、次のような特徴があるそうです。

シソの仲間で、葉を焼肉と一緒に食べたり、キムチ漬けやニンニク醤油漬けなどに利用する健康野菜です。葉は緑色の卵円形で独特の香りがあります。一般的には葉を利用しますが、種実も利用することができます。

引用:サカタノタネのタネ袋

エゴマのまきどき

エゴマのタネ袋には、種のまきどきの目安が書かれています。
暖かい地域が4~6月、寒い地域が5~6月です。

暖かい地域4~6月
寒い地域5~6月
エゴマのまきどき

発芽まで3~5日とのことです。

エゴマの収穫時期

エゴマのタネ袋には、収穫時期の目安が書かれています。
暖かい地域が9~11月中旬、寒い地域が9~10月です。

暖かい地域9~11月中旬
寒い地域9~10月
エゴマの収穫時期

エゴマの種まきから植えつけ

  • うね間50cmでスジまきし、草丈15cmのころまでに、株間50cmになるよう間引きする。
  • 育苗する場合は株間50cmになるように植え付ける。

畑づくりと栽培管理

  • 肥料は、苦土石灰、完熟たい肥、有機肥料
  • 追肥は不要
  • 土が極端に乾かないように注意
  • 摘芯すると側枝が出てより多く収穫できる

収穫

  • 大きい葉から順次かきとり収穫
  • 実を収穫する場合は、熟した後に穂ごと収穫し、乾燥してから実をとる
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栽培の記録🌱

うちの家庭菜園は、毎回テキトーです。細かいことにこだわらずに栽培していきます。

エゴマの種から苗を作る

エゴマの種の様子
エゴマの種

ポットに種まき用培養土を入れて種まきをしました。
少し穴をあけて種を置き、軽く土を被せただけです。
1週間くらいで芽が、2本出てきました。

エゴマの双葉の様子(5月17日)

エゴマは成長が遅いです。

2本を1本に間引きしました。

エゴマを間引きした後の様子(6月11日)
エゴマを間引きした後の様子(6月11日)

大丈夫かな?
そろそろ土に植え付けようかな?

土づくり

植付け前に肥料を適度に与えました。
落ち葉たい肥などの有機肥料や貝殻石灰などを配分して耕しておきます。

※食事に関するブログのため、肥料の詳細については触れないこととします。

植え付け

6月中旬に、ポットのエゴマを地面に植え付けました。

地面に植え付けてしばらく絶ったエゴマの様子(6月26日)
地面に植え付けてしばらく絶ったエゴマの様子(6月26日)

植え付けて10日くらい経ちましたが、なかなか大きくなりませんねー。

水やりなど

雨の日は、水やりをせず、晴れ、曇りの日に気が付いたときだけ、軽く水を与えました。

エゴマは成長するが虫に食べられる

虫に食べられたエゴマの様子(7月10日)
虫に食べられたエゴマの様子(7月10日)

エゴマの葉っぱを大好物としている虫がいるようです。
無農薬で育てているので、8割の葉っぱに穴が開いています。
売り物ではないので容認します。

虫に食べられながら成長するエゴマの様子(7月18日)

エゴマの収穫を開始

8月になりエゴマが急に大きくなってきました。

エゴマの様子(8月10日)

タネ袋には収穫は9月~と書いてありましたが、8月10日ころから収穫できています。
虫に食べられていない葉を選んで収穫しました。
虫に食べられていない葉だけで10日で30枚くらい収穫できています。

家庭菜園で育てたエゴマの葉っぱを収穫
家庭菜園で育てたエゴマの葉っぱを収穫

この後の状況は、後日追加予定

後日、追加します。

韓国とうがらしの栽培はこちら

薬味に使えるわけぎの栽培はこちら

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えごまの葉:깻잎(ケンニプ)のチャンアッチを作る

グーグル検索で、検索窓にエゴマの葉っぱを表す韓国語の「깻잎」と入力して検索しました。
すると候補リストに「깻잎 장아찌(ケンニプ チャンアッチ)」という言葉が出てきます。

きっと「깻잎ケンニプ」と一緒に「장아찌チャンアッチ」という言葉がたくさん検索されているのでしょう。
「장아찌(チャンアッチ)」は、韓国風の漬物です。

エゴマを自家栽培したら、一番最初に試してみたいのが、このチャンアッチです。

チャンアッチの韓国語レシピ

韓国語で書かれたチャンアッチの現地レシピを調べてみました。
ホームページをあれこれ見て簡単なレシピを見つけました。

材料(買い物リスト)

ケンニプのヤンニョムの材料です。
葉10枚~20枚くらい漬けられる量です。

材料分量アレンジなど
粉とうがらし大さじ2自家製唐辛子を細かく切りました。
しょう油大さじ3
おろしニンニク大さじ1S&Bおろし生にんにく使用。
砂糖大さじ1
エクチョ大さじ0.5昆布つゆ、大さじ2にしました。
大さじ2
ごま油大さじ0.5
ごまお好み量いりごま使用。
刻みネギお好み量ワケギを使いました。
エゴマの葉の漬け物の材料

エクチョがないので、昆布つゆにしました。
エクチョは、カタクチイワシ等を使った韓国風の魚醤です。
やっぱりエクチョが必要かな?

作り方

  1. ヤンニョムの材料を全てをボウルに入れてよく混ぜる。
  2. 保存用容器(ジップロックなど)に葉を1枚のせる。
  3. その葉の上に、ヤンニョムをスプーンですくってかける。
  4. 上に次の葉を重ねる。
  5. その葉の上に、ヤンニョムをスプーンですくってかける。
  6. 4と5を繰り返す。
  7. 余ったヤンニョムを注ぐ。
エゴマの漬物(浅漬け)

写真は同じ向きに重ねました。
葉を重ねるとき90度ずつ向きを回して重ねると高さが偏らないと思います。

独特の香りがきついと感じたら

自家栽培のエゴマの葉を使ってチャンアッチを作りましたが、エゴマの独特の香りが、きついと感じました。2回目からは水に1日つけてアク抜きをしています。自己流です。自分の味覚が慣れたのか、気のせいなのかわかりませんが、アク抜きするようにしてから、すごくおいしくなったと感じています。

ごはん泥棒と言われているエゴマ葉のチャンアッチ

「ゴハン泥棒」という愛称をもつエゴマ葉のチャンアッチですが、ご飯に巻いて食べるとご飯が進みます。
他のおかずと一緒にご飯に巻いて食べると独特の風味と辛みでいい味になります。
納豆ご飯に巻いて食べてもすごく美味しかった。

何でもチャンアッチリーフで巻いて食べてみなくなりました。
これを続けていると、食事がチャンアッチ味だらけになってしまうので、そこそこに控えています。

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