💧水道水に不安?韓国の飲み水事情、浄水器が救うか

自己管理型の浄水器
注目の自己管理型の浄水器とは

韓国といって連想するものは何? と聞かれたとき。

思い浮かぶのが、ウォーターサーバ。

大きなペットボトルがささったタイプ。

2000年代、飲食店とかチムジルバンなどでよく見かけました。

当時の日本では、あまり見慣れない装置だったので印象に残っています。

韓国では、水道水を安心して飲めない人が多いみたいです。

自治体から「水道水は飲めます」とPRされることがあっても。

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韓国のレンタル浄水器

水道水を飲むことに抵抗を感じる韓国の人々。

浄水器を使って水道水を飲み水にしている家庭が多いようで。

浄水器は、韓国語で정수기(チョンスギ)と言います。

日本語と同じ漢字で、정(浄:チョン)+수(水:ス)+기(器:キ)。

広告モデルは

清らか、美味しい、安心などをPRしたい浄水器のコマーシャルには、こんな方々が出ています。

2PM、少女時代、bts、ウォンビン、キムナムジュ、キムサラン、コンユ、ヒョンビン、チョインソン、パクソジュン、チョジヌン、カンハヌル、イムヨンウン、チョンユミン、イジョンヒョン、チョンミド、イヨンエ、ユンヨジョンさんなど好感度の高い方々が起用されているようです。

一般的な浄水器とサービス

韓国の一般的な浄水器は、器具のレンタルと訪問保守サービスを一緒に契約して使用します。

各家庭に浄水器を設置した後は、保守作業員が3か月、6か月などの周期で設置先を訪問して、フィルター交換、内部殺菌、消毒などを行います。

浄水器は、箱のよう装置型が多く、不純物を取り除くだけでなく、冷水、温水、氷などを作れる機種があります。

製品によっては、IoTの仕組みやAIを組み込んでおり、スマートフォンとアプリを使って器具の操作や衛生管理をする機能もあります。

浄水器に馴染みのない日本人から見ると種類の多さや性能に驚くことでしょう。

固定費の負担

浄水器の保守サービスを受けるためには、例えば毎月の料金支払いなどの固定費が発生します。

水を飲むためには、浄水器の料金を支払うのが当然だと感じる人もいれば、固定費を節約したいと感じる人もいるようです。

単身世帯の固定費負担

単身など、浄水器の使用者が少ない世帯の場合は、浄水器の固定費の一人当たりの負担が大きくなります。

在宅時間が短い場合は、レンタル料や電気代の支払いを無駄だと感じるかもしれません。

浄水器をあまり使わない世帯の場合は、ペットボトルの水を買ったほうが安く済み、経済的ようです。

ペットボトル生活も大変

一人暮らしの場合は、ペットボトルのほうが安く済むとは言うものの、集合住宅の居住者が多い韓国。

たくさんのペットボトルを購入して、自宅まで運ぶのが大変かもしれません。

また最近は、環境保全のため、マイボトルを心がける人もいるようで、ペットボトルのごみをたくさん出したくないと考える人もいるようです。

設置や保守作業の技術には差がある?

韓国のブログなどの書き込みを見ると、メーカーの管理によるものか、技術者の資質の違いなのか、浄水器の設置作業やメンテナンス作業の質に差があるようなことが書かれています。

人間が行う作業なので多少の技術差があるのは当然かもしれませんが、水漏れや菌の繁殖を引き起こすような大きなミスがあったら困ります。

客側の立会いや作業項目のチェックが作業の質を下げないためのポイントになるかもしれません。

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コロナ禍では非対面に

新型コロナの影響で生活スタイルとか考え方に変化が起きています。

浄水器の契約の多くは、作業員が定期的に設置場所を訪問し保守を行います。

設置場所への訪問保守は対面になりやすいので、コロナ禍において見直したいサービスでもあります。

ところで日本は?

日本では水道水を飲めるのでしょうか。

私が今住んでいる住宅では、水道水をグラスに注ぎ、美味しく飲んでいます。

けれども以前住んでいた住宅では、配水管やタンクに不安を感じて浄水器を使っていました。

東レのトレビーノ

使っていた浄水器は、ホームセンターで購入した日本メーカーの蛇口直結型のものでした。

蛇口への取り付けやカートリッジ交換を自分で簡単にできたので良い製品でした。

電気では給水せず、デジタルサインを表示するためにコイン型の電池を使うだけ。

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韓国で注目の自己管理型の浄水器

コロナ禍、世帯の少人数化、合理的な消費追及、ネット販売の普及、製品技術の進歩。

このような理由から、韓国では近年、「自己管理型」の浄水器が注目されています。

従来のように保守作業員が訪問してフィルターの交換や点検を行うのではなく、ユーザーが自分で浄水性能と衛生状態の維持管理を行うのです。

自分で管理する浄水器ならば、日本メーカーの製品ように蛇口直結型のほうが簡単で良さそうですが、韓国では水道直結型で据え置き型の多機能な浄水器が売り出されています。

製品は自己管理性能が強化されていて、消費者が器具の掃除、フィルタの交換などを自分で行います。器具本体のボタン操作やスマートフォンを使って必要な部分の殺菌処理ができる製品もあります。

フィルターなどの消耗品は、交換周期に合わせてメーカーが配送してくれるサービスもある模様。

多機能かつメンテナンス作業を易しくした製品でありながら、販売価格はそれほど高くないので消費者から注目されるのも納得です。

自己管理型浄水器を販売を行うある浄水器メーカーは、「既存のレンタルと保守契約の業態をすぐに無くすのではなく、消費者に新たな選択肢を提供するものだ」と説明しています。

ビジネスモデルを一気に転換したら保守を行う技術者の仕事がなくなったり、保守で稼ぐという収益構造にも影響が出てしまいます。

少しずつ、レンタルから自己管理型製品に置き換わっていくでしょう。

参考動画

最近の浄水器の概要がわかる動画です。

浄水器の主要メーカは?

韓国の浄水器の主なメーカー。たくさんありますね。

メーカー(ハングル)メーカー(日本読み)ブランドなど
코웨이コウェイCoway
LG전자
퓨리케어
LG電子
ピュリケア
PuriCare
퓨리얼ピュリアルpureal
청호나이스清湖ナイスCHUNGHO
쿠쿠홈시스クック
ホームシス
CUCKOO
SK매직SKマジックSK MAGIC
웰스ウェルスwells
현대렌탈케어
큐밍
現代レンタルケア
キューミング
Quming
원봉ウォンボンWONBONG
RUHENS
삼성전자サムスン電子
ビスポーク
BESPOKE
현대렌탈서비스現代レンタルサービスUBUS
하이필ハイフィルHIFIL
JS리빙JSリビングJSLIVING
韓国の主な浄水器メーカー

一番下のJSリビングはウォーターサーバーを提供しています。

韓国の水道水は飲めるのか?

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韓国の地方自治体が「水道水は飲める」と勧めたり、市民にミネラルウォーターと飲み比べをさせたところ、美味しいと選んだのは「何と水道水だった」といった水道水をアピールする記事をインターネットサイトで見たことがあります。

一方で、2020年ころには仁川やソウルで水道から「赤い水」が出たといった衝撃的なニュースもありました。

実際に、韓国の水道水は飲めるのでしょうか?

飲食店でサンチュについている水滴とか、鍋料理のスープに使う水とか、韓国の水道水を口にしたことはあると思います。けれども蛇口から出る水をグラスに注いで嗅いで、飲んで、味わったことがことがないので謎のままです。

水道水に不安のある地域の住民にとっては、ウォーターサーバーや高性能の浄水器を購入して使うことができるのは有難いことです。

さいごに

「韓国の浄水器は多機能だな」と感じます。「製品を開発したりサービスを提供することで技術力や雇用を維持できているんだろうな」とも感じます。

浄水器を作り続けることは、水道水を飲めない世界の人々のためになっているかもしれません。

一方で生活者の立場では、浄水器は、設置場所が必要であり、器具を買ったり、設置したり、管理したり、掃除したり、交換したり、廃棄したりと結構面倒な作業が必要です。また、衛生面への気遣いも負担になります。

浄水器を使わずに、水道水を美味しく飲める現在の環境に改めて感謝しているところです。

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 済州三多水など韓国のミネラルウォーター

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