パテク?韓国料理でよく使う長ねぎの栽培方法

長ネギは、韓国語で대파(テパ)といいます。韓国料理では長ネギをよく使いますので、自宅で栽培しておくと便利な野菜です。

「長ねぎ」と「わけぎ」は、パテクに!

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長ねぎの栽培方法

九条ねぎを身近なところで育てておくと、旬の時期であれば、さっと収穫し、そのままキッチンで調理できるので、とても便利な野菜です。

また、栽培に手間がかからず、自然に増えて、次の年もまた次の年も育ち続けるので、とてもお得です。

九条ねぎは、青ねぎ、葉ねぎの部類なのかもしれませんが、白ねぎに育てることもできますので、長ねぎとして記事にしました。

およそ10年前に購入した九条ねぎの苗は、世代交代を繰り返し、今も元気に育っています。

それでは、「コリめし」に便利な九条ねぎを、どんなふうに栽培しているのかを書いていきます。

枯葉にまみれて育つ九条ネギ
九条ねぎ

種の購入

九条ねぎの苗は、ホームセンターで購入しました。

枯れ気味のねぎ苗30本程度が、束になって地面に雑に置かれていました。

荷札のようなものに「九条ねぎ」と書かれていました。

九条ねぎというと、京都を思い浮かべる人も多いかと思いますが、苗を購入した場所も、今育てている場所も、京都とはまったく別の地域です。

植え付け

購入した苗は、毛糸のような細さで、萎れており、束をほどいて、20センチ程度の間隔で2列にして植えつけました。

植え付けたときは、自立せずに地面に寝てしまいましたが、数日で起き上がり、少しづつ大きくなっていきました。

植え付けたときは、水やりをしました。

肥料と水やり

九条ねぎの栽培においては、販売されている肥料は与えていません。

地面に自然に落ちた枯れ葉や、収穫した野菜のいらない部分などを地面に投げておくと土と同化していきますが、そうような土の栄養で育っています。

雨の水分で育っていますので、水やりもしていません。

ねぎの根っこの周りの土は、団粒構造(小さい土の塊)になりやすいようで、ミミズもよく見かけます。

肥料も水も与えないのに、良い状態が保たれているようです。

放っておけば育つ

ただ植えておけば、自然と成長していきます。

虫もほとんどつかないので、消毒もしていません。

今まで病気になったこともありません。

手間がかからないので、とても楽です。

※ 1年に1回程度、場所を代えて植え替えしています。

収穫時期

一年のうち、収穫時期が長く、いつも収穫できているような感覚なので一年のうちの、いつから、いつまでという記録をつけていませんでした。

今は4月ですが、3月末にトウ立ちし、ねぎ坊主ができています。この時期になると、葉の色が悪くなり、葉が硬くなり、食べられなくなる時期になります。

そのまま植えておくと、分けつ(ぶんけつ)が始まります。

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分けつ

栽培の流れを、ここから書いていきます。

株が分かれて本数が増えることを分けつと言います。

4月くらいから、葉が固くなり、収穫ができなくなります。

葉は次第に茶色くなり、枯れていきます。

しばらくネギのことを忘れていると、いつの間にか細い葉がたくさん生えてきます。

小さい赤ちゃんねぎたちが親株の周りに一杯くっついています。

分けつした赤ちゃん九条ネギ
赤ちゃんねぎ

切り離して植え付け

分けつは、1本の親から10本以上できているようです。

分けつしても、赤ちゃんねぎたちの根の部分は、離れずにくっついた固まりになっています。

固まりのまま、植えておくと、大きくなりません。

やさしく引き抜いて、割り箸を割るように、根をパキパキと切り離していきます。

切り離した赤ちゃんねぎたちを、間隔を開けて植えていきます。

増えすぎて少し困る

赤ちゃんねぎの本数は増えるので、植えるところがなくて困ります。

欲しい人を探してプレゼントするのがいいかもしれません。

植え付けの深さ

植え付けの深さは、分岐点(葉が分かれているところ)が地面にかかるくらいまで埋めています。

成長すると分岐点が上がってきます。

葉は育ち、葉ねぎとして収穫できるようになります。

白ねぎにしたい場合は、一度抜いて、土を深く掘って、分岐点が地面にかかるくらいまで埋めています。

成長して分岐点が上がってきたら、また深く植え替えます。

こうして繰り返していくと、白ねぎ部分が長く育っていきます。

白ねぎにしたい場合は、光を当てなければ良いそうなので、枯れ葉を積み重ねたりもします。

収穫方法

葉の収穫方法

葉の収穫は、調理に必要な分キッチンバサミで切っています。

分岐点の内側から新しい葉が出てきて、古い葉は外側になります。

外側の葉から順に切ることもありますし、分岐点の下の白ネギから、バッサリと切ることもあります。

分岐点の下から切ってしまうと、次の葉の成長が遅くなるかもしれません。

白ねぎの収穫方法

土の中や枯れ葉などで隠れていて日光に当たっていない部分が白ねぎとして収穫できます。

白ネギを収穫したいときは、翌年に育てる分を何本か残し、ねぎを根っこから抜いています。

何本くらい残すのかは、分けつすることを予測して決めます。

根っこを残して、白ネギ部分をハサミで切って収穫することもあります。

根の収穫方法

根っこの収穫は、スコップなどで回りの土を崩し、引き抜いています。

根には土がついているので除去しましょう。

最近まで根を使ったことがなかったのですが、수육(スユク)を作るときに初めて使いました。

九条ねぎの根っこのレシピが他にもあったので、今度試してみようと思います。

根っこは、もう一度植えられる

もし、根っこを調理しない場合は、根から上の部分を2センチ程度残しておけば、もう一度埋めて育てることができます。

浅く植え替えると、1か月後くらいには、また葉が出てきて、初夏に分けつします。

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料理に

九条ねぎを育てていると、ちょっと料理に使いたいときに便利です。

植える場所に限りがありますので、場所に応じた本数を植えておき、足りない分はスーパーで調達すればよいと思っています。

파테크(パテク)とは

파테크(パテク)は、파(パ:ネギ)+테크(テク:財テク)の合成語です。

テクは、ここでは財テクといった意味かな。

‘파테크’는 ‘파+재테크’의 합성어

韓国のブログより

식집사(シクチプサ:植執事)は、식(シク:植)+집사(チプサ:執事)

で「植物を育てる人」という意味の造語です。

我が家は庭の土でパテクをしていますが、おうちの中でパテクをすることも可能なようです。

パテクに使う長ネギ 파테크
파테크 パテクに使う長ネギ

こんな感じでネギを根元から近いところで切って。

植木鉢やペットボトルに土を入れて、根っこを埋めて育てるのです。

パテクのイメージ写真 파테크
파테크 パテクのイメージ写真

伸びてきた部分を、キッチンバサミで切って食材にします。

何本か育てておけば、少量の葉ネギが収穫でき、薬味程度には使えると思います。

この写真はパテクのイメージ用に、庭に植えていたネギを使って撮影した写真です。

(うちでは、室内でパテクはしていません・・・)

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