韓国料理に便利!わけぎのパテク栽培方法

分葱(わけぎ)は、「エコ」、「環境」とか、最近流行のキーワード「サスティナブル」、「持続可能」という言葉がぴったりの野菜です。良い苗を手に入れることができれば、半永久的に収穫できそうなわけぎ。おそらくSDGsなど、人為、営利的な流行は数年で廃れ、新しい目標や言葉に代わっていきますが、わけぎは、今後も変わらず、何度も生まれ変わりを繰り返し、生き延びていくはずです。身近に植えた同じ苗でずーっと育っていますので、苗の開発、運搬、販売、購入などのコストがかからず、栽培においても高価な肥料もいりません。

파(パ)と테크(テク)を合わせた造語、パテク(파테크)が可能です。

こちらは九条ネギのパテクのイメージ

わけぎは、韓国語で「쪽파:チョクパ」です。韓国料理のレシピにも時々出てきます。

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わけぎの栽培方法

わけぎは、薬味、副菜、鍋物、チヂミなどに使えるので韓国風の料理を作るときに便利な野菜です。

もちろん、日本の食卓のそば、うどん、たこ焼き、納豆など、様々な料理に使えるので植えておきたい野菜です。

球根の多年草なので、一度苗を手に入れ、大切に育てると半永久的に収穫が可能なのではないかと思います。

プランターや狭い場所でも簡単に栽培できます。

庭で育てて収穫したわけぎ
収穫したわけぎ

土づくり

特に土づくりの意識はしていません。

雑草や枯れ葉が混ざった自然の土の状態であれば、あまり気を使わなくても栽培が可能です。

もちろん放置するよりも、肥料の配合などの管理して、しっかり土づくりしたほうがよく育つと思います。

苗の入手

10年くらい前に知人から譲り受けたを使用しています。

以前紹介した九条ねぎと同様に株が分けつするので、次のシーズンもまた次のシーズンも分けつした株を使い続けることができます。

わけぎの球根(鉛筆と比較)

植え付け

わけぎは、球根が深さ3センチ程度埋まっていればいいので、穴を掘って埋めてもいいし、溝を掘って並べておいて土をかぶせてもいいし、とにかく適当に埋めておけば育ちます

株間は、3~5cm程度でも大丈夫なので密集させて育てています。

成長

分けつした後は、20cm程度の細い苗ですが、1か月程度で30~60cm程度(日照や土の状態など条件により異なる。)になります。

若々しいワケギ
5月中旬に枯れたワケギですが、球根に力を蓄え7月に復活

水やりなど

水やりは念入りに行っていません。ほとんど雨水に頼っています。

放置しておいても育つのでとても楽です。

追肥

枯れ葉の混ざった地面に植えているので追肥はしていません

虫対策

虫の影響をほとんど受けないので、消毒などの対策は行っていません。

およそ10年育てて1~2回アブラムシがついていることがありましたが、いつの間にかいなくなっていました。

収穫時期

一年のうち収穫できない時期が、初夏と真冬の2回あります。

採れなくなったなと思っていると、いつの間にか分けつし、次の成長期と収穫期に入ります。

収穫方法

料理に必要な分をキッチンバサミで切るだけです。

成長期でも収穫できますが、苗が小さかったり、少なかったりする場合は、内側の葉を残して、外側の葉から順に少しづつ切るとよいでしょう。

写真のように外側の葉から順に枯れていきます。

生育中のワケギ
栽培中のわけぎ

しっかり成長したわけぎがたくさんある場合は、葉の分岐部よりも下からバッサリ切ってしまっても大丈夫です。

球根が生きているので、収穫時期であれば、また生えてきます。

分けつ後の苗

分けつすると球根がたくさん密集しています。

球根をパキパキと割って、同じ場所でもいいし、別の場所でもいいので植えつけます。※別の場所が確保できるのであれば、変えたほうが良いかもしれません。

球根は、一つ一つ割って切り離すよりも、数個がくっついたセットになっていたほうが元気がいいようです。

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料理に

コリめしで紹介している焼肉の副菜(桜えびの和え物、アンチョビソース)の薬味に使ったり、海苔ラーメンにも使います。

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